CHA医科学大学とサンズラボ、AIを活用した次世代の医療・ヘルスケアセキュリティ技術の共同開発へ
医療データ・研究インフラとAI脅威対応技術を融合…医療LLM・AIプラットフォームの脆弱性に対応。医療データを守る「Security for AI」技術を高度化…スマートヘルスケアのインフラへ拡大。CHA病院・バイオグループのインフラを活用して実証…病院・研究所・医療機器の全ライフサイクルを守る体制を構築。
CHA医科学大学とサンズラボ、AIを活用した次世代の医療・ヘルスケアセキュリティ技術の共同開発へ
- 医療データ・研究インフラとAI脅威対応技術を融合…医療LLM・AIプラットフォームの脆弱性に対応
- 医療データを守る「Security for AI」技術を高度化…スマートヘルスケアのインフラへ拡大
- CHA病院・バイオグループのインフラを活用して実証…病院・研究所・医療機器の全ライフサイクルを守る体制を構築

写真1.協約締結後に記念撮影を行うCHA医科学大学のハン・ヒョンウク教授(左)とサンズラボのキム・ギホン代表(右)。
CHA医科学大学の産学協力団(ハン・ヒョンウク教授)は6日、京畿道板橋のCHAバイオコンプレックスで、AIセキュリティ専門企業サンズラボ(KOSDAQ 411080、代表キム・ギホン)と「IITPの技術交流と協業を通じた医療・一般ネットワークセキュリティの研究開発に関する業務協約」を締結した。
医療・ヘルスケア分野で急速に普及する医療特化型の大規模言語モデル(LLM)やAI診断・分析プラットフォームは、患者の診療記録、画像データ、遺伝子解析情報などの機密データを利用している。そのため、データ漏えい、モデル汚染、プロンプトインジェクション(プロンプト注入攻撃)、APIの脆弱性など、新たな攻撃手法やセキュリティ脅威にさらされている。
情報通信企画評価院(IITP)の技術交流と協業を通じて実現した今回の協約は、医療特化型LLMやAI診断・治療ソリューションが直面する脅威を先行的に分析し、対応する次世代医療セキュリティ技術の共同開発プロジェクトの始まりを意味する。CHA医科学大学は実際の医療現場のインフラと臨床研究環境のデータを活用し、サンズラボはAIによる脅威分析技術とネットワーク対応型のセキュリティ技術を医療データ環境に最適化する予定だ。
協力の範囲は、Security for AIの開発に伴う学術・技術情報の交流、脅威分析と対応セキュリティの共同研究、設備・施設などの物的資源の共同利用、協力事業の開拓などで、両者は多様な分野で緊密に連携することにした。
これにより、医療AIモデルの学習データを保護するだけでなく、病院の電子カルテ(EMR)システム、ゲノム解析サーバー、遠隔診療プラットフォーム、AI医療機器までを含む統合セキュリティフレームワークの設計も可能になると期待される。特に、CHA医科学大学の臨床研究・医療ビッグデータと実際の医療現場に基づくPoC(技術検証)によって、現場ですぐに適用できる医療AIモデルの商用化が加速する点も、大きな相乗効果となる。
両者はAIを活用した医療データセキュリティ技術の共同開発に加え、特許・論文の発表、学術大会への参加、医療セキュリティ専門人材の育成など、産業・大学・研究機関・病院を融合するエコシステムの形成に向けた交流と協力を継続する計画だ。
ハン・ヒョンウク教授は「医療AIの発展は患者の治療の革新につながるが、セキュリティが伴わなければ、その価値そのものが損なわれかねない」とし、「サンズラボとの協力により、医療環境で生じ得る多様な脅威を科学的に分析し、病院・研究所・医療機器の全ライフサイクルにわたる安全で信頼できるセキュリティ体制を構築する」と述べた。
キム・ギホン代表は「医療分野のデータセキュリティは一人の命に直結し得る重要な領域であり、いかに安定して運用できるかが競争力となる時代だ」とし、「CHA医科学大学の優れた医療陣の研究によって蓄積されたビッグデータが、臨床、新薬開発、ヘルスケアソリューションのAI開発に活用されるよう、次世代のセキュリティ技術で支える」と述べた。
サンズラボは今回の協約を出発点として、バイオ・ヘルスケアクラスターの構築や個人医療情報サービスの自動化など、新たなプロジェクトへの参加機会を探る。AIによる医療セキュリティ技術の適用範囲も、総合病院、R&Dセンター、医療機器にとどまらず、ヘルスケアタウンや文化・商業施設を含むスマートヘルスケアのインフラ全体へ広げる計画だ。

写真2.CHA医科学大学(左)とサンズラボ(右)のロゴ。

写真3.協約書を手に記念撮影を行うCHA医科学大学のハン・ヒョンウク教授(左)とサンズラボのキム・ギホン代表(右)。