サンズラボ・42Maru・LG Uplus、生成AIでセキュリティ特化LLMを共同開発
セキュリティ特化型LLM構築に向けた企業間初の協力事例 各社のAI技術と研究開発の知見を集約した、完成度の高いLLMに期待 生成AIを活用した革新的なAIセキュリティ環境の実現で一致
サンズラボ・42Maru・LG Uplus、生成AIでセキュリティ特化LLMを共同開発
- セキュリティ特化型LLM構築に向けた企業間初の協力事例
- 各社のAI技術と研究開発の知見を集約した、完成度の高いLLMに期待
- 生成AIを活用した革新的なAIセキュリティ環境の実現で一致

写真. LG Uplusの麻谷社屋での協定式に出席した、左からサンズラボのキム・ギホン代表、42Maruのキム・ドンファン代表、LG Uplusのハン・ヨンソプAI技術担当。
サンズラボ(KOSDAQ 411080、代表キム・ギホン)は4日、42Maru(代表キム・ドンファン)、LG Uplus(KOSPI 032640、代表ファン・ヒョンシク)と、サイバーセキュリティを強化する大規模言語モデル(LLM)技術を共同開発すると発表した。
LG Uplusの麻谷社屋で開催された協定式には、同社のハン・ヨンソプAI技術担当、42Maruのキム・ドンファン代表、サンズラボのキム・ギホン代表らが出席した。
3社は、セキュリティ監視、脅威インテリジェンス、異常兆候の解析、脆弱性の識別という4分野に特化したLLMと、配備体制を構築することで合意した。商用化されれば、企業は内部でLLMを利用・制御し、情報漏えいのリスクを防げる。
LG UplusはLLM開発と顧客情報保護の安全網を担当する。42Maruはセキュリティ・犯罪予防に特化したLLMモデリングや、大量のデータからAIが必要とする情報を正確に検索するRAGなどの基盤技術を開発する。サンズラボは企業内部のインフラで運用できるデータセットの開発力を提供する。
サンズラボは、生成AIと学習用データセットを製品・サービス全体へ適用するAIセキュリティの先進企業だ。最近は、専門的なCTIを自然言語で手軽に使えるCTX for GPTのGPT Store公開や、企業内部で運用するセキュリティ特化型小型言語モデルSANDYの開発で注目され、事業の高度化を急速に進めている。
生成AIスタートアップ42Maruは、企業のLLM導入時のハルシネーション、セキュリティ、費用の課題を解決する分野特化型モデルLLM42を開発している。深層学習による読解ソリューションMRC42や検索拡張生成のRAG42で回答の信頼性を高め、企業向けプライベートモードで内部・顧客情報を保護する。軽量版の商用化により、大規模AIの導入・運用費用を大幅に削減できる利点もある。
LG Uplusは今年、LG AI研究院とLLM「ixi-GEN」を公開する予定だ。上半期にはチャットボットを発展させた「AI Agent」も披露する。AIで差別化した顧客価値と新たな成長力を生み、DXの能力を高める考えだ。
サンズラボは、今回の協定が情報漏えいリスクのないセキュリティLLMの商用化に大きく役立つと期待する。サイバーセキュリティと犯罪に対応するAIの共同開発を通じ、関連事業での相乗効果も見込む。
キム代表は「セキュリティとAIに強みを持つ専門企業の融合で相乗効果を最大化できる」と述べ、「当社独自のデータセットと技術力に、42MaruとLG Uplusの高度なAIを組み合わせ、革新的な環境をつくる」と語った。
42Maruのキム・ドンファン代表は「LLMでさまざまなサイバー犯罪へ先手を打てる」と述べ、「この協力で韓国のセキュリティ技術水準を高められると期待する」と語った。
LG Uplusのハン・ヨンソプ氏は「サンズラボのセキュリティと42MaruのAIを組み合わせ、顧客情報を脅威から守る安全網を構築する」と述べ、「情報保護を最優先に、より安全なデジタル環境をつくる」と語った。
サンズラボは今年、新たに展開するNDRソリューションMNXを成長の原動力とする構想も描く。既存製品にAIを適用して能動的な対応を自動化した新製品を発売する予定で、調達庁への登録手続きも進めている。