サンズラボ、個人情報漏えい通知「IDPW」を提供開始…漏えい事故の根本原因に対応
根本原因に着目し、漏えい情報が悪用される前の対応時間を確保 最新情報を収集して迅速に通知。データの正確性と鮮度で優位性 ドメイン別の監視にも対応し、数万人以上の顧客を抱える企業の漏えい管理も可能に
サンズラボ、個人情報漏えい通知「IDPW」を提供開始…漏えい事故の根本原因に対応
- 根本原因に着目し、漏えい情報が悪用される前の対応時間を確保
- 最新情報を収集して迅速に通知。データの正確性と鮮度で優位性
- ドメイン別の監視にも対応し、数万人以上の顧客を抱える企業の漏えい管理も可能に

写真1. サンズラボが開催したIDPW発表会の様子
AIセキュリティ専門企業サンズラボ(KOSDAQ 411080、代表取締役キム・ギホン)は22日、韓国の情報セキュリティにおける重要課題となっている個人情報漏えいへの対策を新たに定義したサービス「IDPW」の提供を正式に開始し、メディア向け発表会で初公開した。
IDPWの提供開始の背景には、最近相次ぐ大規模漏えい事故で共通の要因として指摘される「クレデンシャルスタッフィング」がある。大企業でさえ対処が難しく、既存のセキュリティ体制だけで完全に防御することは事実上不可能なため、漏えい事故と被害が繰り返されている。個人情報を漏えいさせた企業には、高額の課徴金も科される。
サンズラボは、漏えいを即座に認識する手段がないことが、対応の好機を逃す根本原因だと判断。「産地直送」のデータとリアルタイムの「通知」を前面に打ち出した。豊富な情報量に裏付けられた正確性と、最新の漏えい情報の鮮度への自信を示している。
担当者によると、IDPWは現在約4,300億件を超える原データを保有しているものの、競争力の中核は単なるデータ量ではなく、最新状態を維持できる高度な収集・精製能力にあるという。IPアドレスやURLだけでなく、アプリケーションや端末の情報も豊富に提供するため、NDR、WAF、SIEM、SOARなどのセキュリティ製品と連携し、クレデンシャルスタッフィング攻撃の試みを検知・遮断することも可能だと説明した。

写真2. IDPWのサービス概要。個人情報が流通過程を経て実際の犯罪に使われる前に、対応のための重要な時間を確保する。
従来の個人情報漏えい照会サービスなどの無料サービスは、データが更新されない、または更新が遅く、過去の漏えいの有無を確認する程度で、実質的には十分な役割を果たしていなかった。一方、IDPWは、ダークウェブやTelegramなどで個人情報が不正に流通する過程で収集された最新データを迅速に抽出し、利用者に直ちに通知する。漏えい情報が実際の犯罪に悪用される前に対処できるようにし、対応の時機を逃さないことを目的としている。

写真3. 実際に情報漏えいが発生した際に届く通知。メール、SNS、社内メッセンジャー、SMSなど、さまざまな経路で送信できる。
利用者はメール、SMS、社内メッセンジャー、SNSなど希望する経路で通知を受け取れるため、情報漏えいが発生した際に即座に把握できる。さらに、PCやモバイル端末からいつでもどこでもアクセスできるWebサービスとして提供され、セキュリティの専門家でなくても誰もが手軽に利用できる点が特徴だ。
企業がIDPWを積極的に活用すべき理由は、企業サービスのドメイン別監視に対応していることだ。運営するサービスの会員情報について漏えいの有無を監視できるため、数千人から数万人以上の顧客情報を管理する通信、金融、EC企業は、顧客の機微情報が漏えいした際に迅速に対処できる。

写真4. メディアにIDPWを紹介するサンズラボのキム・ギホン代表。
サンズラボのキム・ギホン代表は「大規模な個人情報漏えいは、もはや特定企業だけの問題ではない。国民全体がリアルタイムでさまざまな犯罪にさらされかねない深刻な脅威であるため、個人、企業、機関の幅広いニーズに応えるサービスを提供することになった」と述べた。さらに「FakeCheckのようなディープフェイク検知サービスをはじめ、サンズラボは社会の主要課題に対し、革新的な技術と独自の理念に基づく実用的な解決策を提供し続けてきた。今回のIDPWも、個人情報漏えいへの対応に欠かせないグローバルサービスとして定着すると確信している」と語った。