サンズラボ、AIで将来の脅威を予測・対処する技術の米国特許を取得
次世代AI技術の先行開発で、国際特許をいち早く確保する戦略 IoTセキュリティに続くAIサイバーセキュリティ技術の米国特許取得で、世界水準の技術力を実証 DeepSeekなど世界的な個人情報漏えい問題への対応需要を背景に、技術使用料に期待
サンズラボ、AIで将来の脅威を予測・対処する技術の米国特許を取得
- 次世代AI技術の先行開発で、国際特許をいち早く確保する戦略
- IoTセキュリティに続くAIサイバーセキュリティ技術の米国特許取得で、世界水準の技術力を実証
- DeepSeekなど世界的な個人情報漏えい問題への対応需要を背景に、技術使用料に期待

写真. サンズラボのAIベースの「マルウェア情報予測」技術の米国特許登録証。
AIベースのサイバー脅威インテリジェンス(CTI)専門企業サンズラボ(KOSDAQ 411080、代表取締役キム・ギホン)は4日、自社のAIベースの「マルウェア情報予測」技術が米国特許として登録されたと発表した。
今回登録された技術は、既存のマルウェアを検知するのではなく、将来登場する可能性のあるマルウェアをAIが事前に予測して対処する、次世代のサイバーセキュリティ技術だ。
AI技術の発展により、世界中で新たな脅威やマルウェアが生まれ、個人情報・データ漏えいの被害が増加している。一方、従来のサイバーセキュリティ体制では、AIモデルが事前に学習したマルウェアしか識別できなかったり、生成AIを悪用した多様な脅威を検知できなかったりする問題が生じていた。
サンズラボは、既存のマルウェアを逆アセンブルして機能単位のデータセットを作成し、MITRE ATT&CK Matrixに基づいて各機能に攻撃手法を割り当て、攻撃の特徴や方法をビッグデータ化する技術を開発した。AIは、この構築したデータを学習する。
学習済みのAIは、機能単位に分けたマルウェアの機能を新たに組み立て、新種マルウェアを生成して予測できる。さらに、それに対処するためのポリシーやルールを自動生成する。この過程を繰り返すことで将来のマルウェアをAIが予測・生成し、AIを悪用した新種マルウェアやデータ漏えいの脅威への事前対応を可能にする。
この特許は、AIを利用したサイバー脅威を事前に予測して対応できる点が特徴で、攻撃者自身が開発しにくい可能性までAIが能動的に予測し、対処能力を確保する。AIセキュリティ製品に加え、近年問題となっている国家間のAIモデルに関連する脅威への防御強化にも活用できる。
キム・ギホン代表は「AIによる脅威に対応する次世代技術を先行して研究開発することで、国際特許を確保しやすい立場を生かした特許戦略により、世界水準の技術力を示す」と述べた。さらに「出願ではなく登録済みの特許であり、国内にとどまらず世界的な中核技術特許となり、将来は米国市場での技術使用料など経済的な需要も確保できると期待する」と語った。
サンズラボは今年、「Future-Ready Technology(未来に備える技術)」を新たなスローガンに掲げ、CTI中心の事業から、CTIを通じて長年蓄積したビッグデータと独自AIを活用する技術開発中心のサイバーセキュリティ企業へ戦略を広げる。開発技術の世界的な特許出願も継続する予定だ。